八ヶ岳倶楽部がオープンしたのは、1989年。
それ以前から創業者である柳生博パパ
(皆様からの愛称であった柳生パパと表記します)は、
黙々と森作りをしてきました。
ツタの絡まる森を開墾し、光と風を通していく。単一樹種の森から、
元々この土地に生えていたと思われる木々を植え続け、
35年以上かけて緑と命あふれる美しい森が出来上がってきました。
今では、地面には四季の花が咲き、ミミズや虫たちが活発に動き回り、
それを野鳥たちが探しにやってくる…
そんな豊かで健やかな森となって、訪れる人々を優しく包み込んでくれます。
柳生パパは、自らこの森の庭師として働き、
そして自分が俳優業で稼いだ財産もすべて投じて、森を守ってきました。
10年先、50年先、100年先の未来を想像しながら、
この森が、人と自然の仲のいい風景としてずっとずっと健やかに続いていくことを願い、
木々を植え、植物の手入れをし、亡くなる最期の日まで森の美しさを愛でていました。
パパの思いがこもったこの森を引き継ぎ守っていくのは、いまの私たちスタッフの使命です。
森がいつまでも美しく健やかであるために、
私たちのできることを精一杯取り組み、日々大切に守り続けています。
しかしながら、2022年に柳生パパが他界し、
この森の価値を保ち続けるための整備や循環型の資材の投入など、
未来に向けての資金確保が課題となってまいりました。
この森を訪れる方々により心地よく過ごしていただくためにも、
今後も様々な工夫を形にしていきたいと考えています。
そこで一大決心をして、この度35周年を機に、八ヶ岳倶楽部の森を守る仕組み作りとして、
「八ヶ岳倶楽部の森 サポーターズ」を発足致しました。
「この森の生きもの達と共に健やかに。関わるすべての人々を笑顔に。
人と自然の仲のいい風景 八ヶ岳倶楽部」
私たちは、これを理念として進んでいます。
この森の管理を誰かに任せるのではなく、柳生博の森の美学を、
体感覚で覚えている私たち自らが、愛情かけて守り続けること…
それが、創業者柳生パパ本人の望んでいることだとも感じています。
いま、地球上では戦争が多く起き、様々な環境が破壊されていっています。
そのような世の中であっても、調和に満ちた自然の場所を守っていくことを、
私たちは一つの希望にしていきたい。八ヶ岳周辺でも、森の環境は変わってきており、
健全な森を守っていくことは、地球環境問題の観点からも大切な事項だと感じます。
柳生パパが生前によく言っていた「確かな未来は、懐かしい風景の中にある」という言葉。
八ヶ岳倶楽部の森は、この地球上では大変小さな場所ではありますが、
人も生きものも豊かな落葉広葉樹の森で共存する〝懐かしい風景〟の一つとして、
確かな未来を作り続けていきたいと思います。
もし皆さまに、この森をこの先も大切に守っていくための仕組みとなる
「八ヶ岳倶楽部の森 サポーターズ」にご賛同いただき、ご協力をいただけましたら、
こんなに心強い応援はありません。他界した柳生パパと長男真吾さんの思いを受け継ぎ、
倶楽部の森を未来へ繋いでいこうと頑張っている
私たちスタッフの大きな支えと励ましになります。
何卒ご支援検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
「八ヶ岳倶楽部の森 サポーターズ」
プロジェクト代表 柳生直子
カフェ・レストラン、ギャラリー、ステージ各所にある「倶楽部の森 サポーターズ」 森の募金箱をご利用ください。 1000円以上のご寄付で、八ヶ岳倶楽部オリジナルデザイン ピンバッジを1個プレゼントいたします!
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