京都・大原より工房藍の館、下村透さんの藍染め展がはじまりました。
下村さんは、日本の歴史とともに人々に多く使われてきた美しい藍色に魅せられ、その伝統の染色方法を守り伝えながら作品を制作しています。
「天然灰汁醗酵建(てんねんあくはっこうだて)」本藍染め。
徳島県阿波で作られた阿波藍を天然の素材、自然の発酵の力だけで染め上げる伝統的な染めです。
今ではすっかり少なくなった「本藍染」は発酵の進行度合いや季節や気温、その他様々な要因で色合いも風合いも変化します。
反物をはじめ、ワンピースやシャツ、ショール、Tシャツ、日傘、etc。
手軽なインド藍や化学染料では味わえない、奥深く豊かな風合いが魅力です。
本藍染めはすぐに藍色に染まるものではないので、技術と時間をかけて根気よく染めていきます。
同じ色合いを出すのは至難の業。理想の色を追い求め、染めるタイミングや回数を見極めて、ひとつひとつの作品を作りあげています。
お手入れも難しいことはありません。
光を吸収する顔料と違い、藍染の青は光を反射する青。お顔回りが明るくなり、写真写りも良くなります。
日本伝統の本来の藍の色を是非この機会にごらんください。
開催期間:2025年8月21日(木)~8月26日(火)
10:00~17:30 最終日16:30まで
お問い合わせはステージまで TEL0551-38-3395