森の緑も深まり、木工の藤井慎介さんと、染織の影山秀雄さんお二人の展示会がはじまりました。
木と布という質感の違う素材ですが、お互いを引き立てあい素敵な空間となっています。
木工の藤井慎介さんの家具や器、染織の影山秀雄さんの暖簾やテーブルランナー、ストールなどが並びます。
藤井さんは大学で建築を学び、6年間の設計実務を経て、さらに松本で木工を学ばれ、現在は静岡県の裾野市に工房を構えています。
椅子・テーブルなど主に無垢の木を素材に漆仕上げで、家具や器などを制作。
素材を吟味した上でその表情を活かし、繊細な曲線や多彩な漆の仕上げで、オブジェとしても見ごたえのある作品作りで藤井さん独特の世界を感じさせてくれます。
今回は刳りものをベースにした作品達…柔らかい雰囲気が伝わってきます。
朽ちた木を使い、真鍮を利用して割れを防ぐ技法など、新しく試みた作品もご覧ください。
日本人にぴったりな高さのロッキングチェアも是非座ってみてください。
見た目だけでなく、触れて使ってみることで優れたデザインを肌で感じることができます。
影山秀雄さんは、富士山麓・富士宮市にお父様の代から始まった手織りの「影山工房」にて機織り職人として作品を作っています。
細かな道具までご自分で作られ、様々な糸を意欲的に使う探求心を強い影山さん。
様々な素材、色を使った作品。同じ麻でも種類で驚く程感触が違い、発色も変わります。
木綿のサマーストールや、蓮から紡がれた糸で作らてたしっとりと柔らかく軽やかなショール。
定番の麻暖簾やタピストリー・テーブルマット・人気のジュートマットも並んでいます。
「素材の質感を最大限に活かす」をいつも心がけている影山さん。
直接目で見て、触れて、素材を色の面白さを感じてみてください。
開催期間:6月5日(木)~6月10日(火)
10:00~17:30 最終日16:30まで
お問い合わせはステージまで TEL:0551-38-3395