森のギャラリーでは本日より、
トンボ玉 赤木雄一さん、サンドブラストアート 丹野幸広さんの「職人の仕事展」が始まりました。
そしてステージでは、同時開催で陶器 櫻井満さん、染め風呂敷 齋田次郎さんの個展も行っております。様々な技術を持った4人の職人たちによる、粋な雰囲気を感じる作品たちの展示は
目を見張るものがあり見ごたえがたっぷりです。
まずご紹介するのは、赤木さんの色とりどりで美しいトンボ玉の作品たち。
小さなガラスの中で複雑に色が重なり合う芸術品は
思わず幸せな溜息が出るほどの美しさです。
今回もネックレスや帯留め、ブレスレットにストラップなど、
たくさんの作品が届いております。
紀元前1500年頃から作り続けられているトンボ玉は、
その小宇宙の様な美しさで古来より人々を魅了してきました。
赤木さんも青年海外協力隊として派遣されたアフリカのガーナで、
原住民の方々に受け継がれているトンボ玉に魅了され、職人の道へと進んだそうです。
わずか数センチの世界の中で花が咲き、虹がかかり、幾何学模様が踊る、
そんな神秘すら感じる芸術作品のトンボ玉。
是非ご自身のお気に入りの作品を探してみてください。
次にご紹介するのは、サンドブラスト加工をメインにガラス彫刻作品を作られている
HIROガラス工房主催 丹野さん。
サンドブラストは透明と色付きの二層になったガラスの表面に、
細かい砂を吹き付けて削って模様や濃淡を描いていく技法です。
奥行きのある陰影のあるものから、きりっとした線画調のものまで、様々。
細かい模様だけでなく、濃淡のグラデーションを描く事で
様々なデザインを美しく表現されております。
また、サンドブラストと切子の二つの技法を組み合わせた作品も繊細で見応えがあり、
美しさに見張る素晴らしい作品です。
丹野さんは自然と緑をテーマに、心がなごむ様な作品を多く生み出されております。
トンボ玉、サンドブラストアートの二人のガラス職人による美しい作品の競演。
作品の美しさだけでなく、技術の素晴らしさも是非ご堪能ください。
赤木雄一(トンボ玉)・丹野幸広(サンドブラストアート) 「職人の仕事展」
開催期間:2022年8月25日(木)~8月30日(火)
10:00~17:30 最終日16:30まで
お問い合わせはギャラリーまで TEL:0551-38-3395