素材の特徴を活かし、無駄を削ぎ、デザインと用途が両立する作品たち。
木工の藤井慎介さんの家具や器、染織の影山秀雄さんののれんやテーブルライナー、ストールなどが並びます。
極限まで削ぎ落されたスマートな木工家具。
藤井さんによる細部まで妥協のない仕上げが光る、凛とした美しさ。
どんな場所にもハマるシャープなデザイン。木目の美しさと細部まで神経の通った手仕事。
漆が生むテクスチャーと絶妙な色合いにも惹きこまれます。
軽くてスタイリッシュなだけでなく、座り易さも追及されています。
チェアは細かなサイズの違いを座り比べてみてください。
ロッキングチェアも日本人にぴったりな高さ。
見た目だけでなく、触れて使ってみることで優れたデザインを肌で感じることができます。
細かな道具までご自分で作られ、様々な糸を意欲的に使う探求心の強い影山さん。
様々な素材、そして色を使った作品の広がり。
例えば同じ麻でも、種類で驚く程触感が違い、発色も変わります。
近付いてみると織りによる経糸、緯糸の重なりが繊細な深みを見て取ることができます。
蓮から紡がれた糸で作られた、しっとりと柔らかく軽やかなショールやサマーマフラー。
ざくざくとした触感が爽やかなジュートのマット。
丈夫で適度な硬さの木綿や麻のランチョンマットやコースターは使い込む程に味が出ます。
是非直接目で見て、触れて、素材と色の面白さを感じてください。
麻のれん、タピストリー、綿麻テーブルウェア、蓮糸のマフラー、リバーシブルの角帯、手紡ぎ木綿のサマーマフラーなど
個性を保ちながら、粛々と「用と美」を追及されたお二人の、長く使いたい、上質な作品たち。
端正、男前、渋い、かっこいい。そんな言葉の似合う展示会です。
開催期間：2024年7月4日(木)～7月9日(火)
10:00～17:30 最終日16:30まで
お問い合わせはステージまで TEL:0551-38-3395