ステンドグラス作家の櫻井弓子さん、倶楽部初登場の木工作家荒川蓮太郎さんのコラボレーション展示です。
中央奥のガラスのパーティションはお二人のコラボ作品。
大判のパネルやミラーから、小箱やオーナメント、アクセサリーのような小物まで豊富な櫻井弓子さんのステンドグラス。
様々な質感、色のガラスをミックスして生まれる大胆で優美なデザインが特徴的です。
ドイツ、アメリカなどの海外製の職人物の個性的なガラスから、レンジも幅広く選ばれたガラスの組み合わせは見ていて飽きを感じさせません。
透明なガラスのパーティションは空間に圧迫感を与えず、しかし空間はしっかりと区切ることが出来ます。波打つテクスチャー越しの人影は程よく情報量を減らし、自分の空間を守ってくれます。
遊び心のある小物たちは新しい試みでの制作も沢山あります。
自分の好きな色や雰囲気を伝えて、作品のオーダーも相談可能。是非お気軽にお声掛けください。
荒川蓮太郎さんは朽木の美しさを日常に溶け込ませるような作品を作られています。
生長や経年の中で出来たうろ、節、傷、割れ、崩れ……そんな木材の生涯を感じさせる形を、更に引き立てる”引き算のデザイン”から生まれた家具や器たち。
荒川さんの作品で、流木や倒木――誰しもが感じる”朽ちる”過程の不思議な魅力を、日常に引き込むことが出来ます。
年月を感じさせるしっとりとした作品達は使い易さも考慮されています。
苔生した岩肌や、栄養たっぷりの土の表面など、自然界のテクスチャーを想起させる漆器たちは個性的な塗りですが、一般的な漆器と同様の使い方でOK。
見た目の印象に反し滑らかなテーブルや、座り易く安定感のある椅子、軽くて持ちやすい器。写真ではお伝えし切れない魅力があります。
倶楽部ではカタクリの花が少しずつ咲き始めました。
倶楽部から近い谷戸城址の桜も満開です。
春の訪れを楽しみながら、森の光と時間の魅力に溢れた展示へ、是非足をお運びください。
展示期間中、作家も在廊。
QUERENCIA
開催期間:2023年4月6日(木)~4月11日(火)
10:00~17:30 最終日16:30まで
お問い合わせはステージまで TEL:0551-38-3395