ギャラリー常設展示&販売でとても人気の高い高芝孝子さんの磁器の器。
白いボディに植物や幾何学模様が華やかに散りばめられた鋳込み(いこみ)の磁器……だけではありません。
今回の高芝さんの展示では温かみある手捻りやろくろの器、ユニークでポップな造形がずらり。
磁器と同じ装飾技法でも、手捻りの陶土に施されると印象が大きく変わります。
ひとつひとつ手作りの、「均一ではない」面白さ。
茶目っ気ある形と合わさって、アニメーションの世界から飛び出てきたような作品が楽しい展示会です。
特に今回たっぷりお持ちいただいたマグカップ類は自分の為だけのマグを選ぶ楽しみがあります。
丸みも背丈も少しずつ違うボディに、遊び心いっぱいに添えられた取っ手。
柔らかい土の風合いと合わさって、毎日のお茶の時間で、素敵な相棒になりそう。
イギリスの女流陶芸家、ルーシー・リーも使っていた釉薬で彩られた黒のマグカップは、ところどころ金が浮き出るどっしりとした風格。
展示会の度、大人気ですぐに売り切れてしまう土鍋も、どれも個性的。
似たものが一つもありません。こんなお鍋が卓上に並んだら、日常が楽しくなること間違いなし。
オブジェや壁掛け作品は、ユニークな形が目を惹きます。
特に陶器の活け花は高芝さんの作品の代表作のひとつ。
土のテクスチャと深みのある色合いで落ち着いた雰囲気もあり、個性的ながら主張しすぎず、お部屋の名脇役として空間を引き立ててくれます。
女性的な柔らかさと華やかさ、そして温かみと遊び心の詰まった陶芸展。
是非手に取ってご覧ください。
開催期間:2022年10月20日(木)~10月25日(火)
10:00~17:30 最終日16:30まで
お問い合わせはギャラリーまで TEL:0551-38-3395